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浄土宗平和賞の活動報告
第8回浄土宗平和賞、お供えで母子家庭支援「おてらおやつクラブ」が受賞

平成28年5月11日 東京

 浄土宗平和協会平成28年度総会は5月11日、宗務庁(東京)で行われ、その席上、「第8回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。

 今回受賞したのは、お寺へのお供え物をひとり親家庭に“おすそわけ”する「おてらおやつクラブ」。お寺にお供えされるさまざまな「おそなえもの」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、全国のひとり親家庭を支援する団体との協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」するという独創的な活動が、今回の受賞となった。

 「おてらおやつクラブ」を発案した松島靖朗師は、平成25年5月、大阪市北区のマンションで、「最後にたくさん食べさせてあげられなくてごめんね」というメモを残し、母子の遺体が見つかったニュースをきっかけに、大阪の市民団体に相談。同年10月からひとり親の2家族にお供え物の食料品を送り始めたという。おすそわけを通じ、ご家庭と支援団体との関係性の深まりに寄与し、貧困問題の解決への貢献を目指すという同クラブの趣旨に賛同する寺院は、全国に広がり続けている。

  浄土宗平和賞は、社会参加する寺院、住職、団体を顕彰しようと、平成21年より設けられた。選考は、4月に行われた浄平協理事会で、推薦された3件(団体、個人)より、選抜された。




川副理事長と松島師

第7回浄土宗平和賞、應典院寺町倶楽部が受賞

平成27年5月11日 京都

 浄土宗平和協会平成27年度総会は5月11日、宗務庁(京都)講堂で行われ、その席上、「第7回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。

  今回受賞したのは、市民活動・芸術文化活動を支援するNPOである應典院寺町倶楽部。1997年に再建された大阪教区の「葬式をしない寺」應典院は、劇場型の本堂ホールや研修室、オープンスペースなどを有する、ユニークな文化施設として広く市民に親しまれている。應典院寺町倶楽部は、應典院と協同しながら、教育や福祉、芸術文化など人間らしく生きていく上でなくてはならない「いのち」の実践を積極的に進め、新しい時代のお寺としてトライアルを続けてきたことが、今回の受賞となった。

  受賞した應典院寺町倶楽部の齋藤佳津子・事務局次長に賞状と賞金50万円の目録、秋田光彦・應典院住職にレリーフが、浄土門主・伊藤唯眞猊下から授与された。伊藤猊下は「多くの人と手を取り合い、應典院を中心にした新しい文化圏を開拓することに尽くされた」と祝辞を贈った。




伊藤唯眞猊下より表彰される應典院住職・秋田光彦師と
應典院寺町倶楽部事務局次長・齋藤佳津子さん

第6回浄土宗平和賞、浜○かふぇ(福島教区浜通り組青年会)が受賞

平成26年5月20日 東京

 浄土宗平和協会平成26年度総会は5月20日、宗務庁(東京)第一会議室で行われ、その席上、「第6回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。今回受賞したのは、2011・3・11東日本大震災で、自らも被災しながらも、「浜○かふぇ」と題して、仮設住宅などで巡回カフェを実施している福島教区浜通り組青年会(馬目一浩会長)。同青年会は、3・11以降、毎週水曜日に巡回カフェを開催。活動は平成23年度28回、24年度47回、25年度41回(約50会場)に及び、カフェにあわせて落語会、音楽会など各種イベントを開催し、避難住民の憩いの場、として、また住民の不安や様々な生活上の問題を傾聴する場となっている。浄平協は決定理由として「原発事故はその収束にかなりの時間を要することが見込まれるなか、今後とも被災住民のための継続的な活動を期待して、理事の総意として平和賞に決定した」としている。プレゼンターの荻野順雄浄平協理事長より、賞状、副賞の彫金レリーフ(日展参与三橋國民氏制作)、副賞50万円の目録を授与された。




荻野理事長と浜○かふぇのメンバー

第5回浄土宗平和賞、中野見夫師(尾張教区観音寺住職)が受賞

平成25年5月17日 京都

浄土宗平和協会平成25年度総会は5月17日、宗務庁(京都)講堂で行われ、その席上、「第5回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。今回受賞したのは、1970年、長男を水難事故で亡くし、あいつぐ水難事故の防止を訴え市民運動を続け、行政側に対し柵のない水路に管理責任を認めさせるなど地道な活動を続けてきた尾張教区観音寺(一宮市)住職中野見夫師、プレゼンターの大本山百万遍知恩寺法主服部法丸台下より、賞状、副賞の彫金レリーフ(日展参与三橋國民氏制作)、副賞50万円の目録を授与された。

浄土宗平和賞は、社会参加する寺院、住職を顕彰しようと、平成21年より設けられた。選考は、4月に行われた浄平協理事会で、推薦された3件(団体、個人)より、選抜された。

今回受賞した中野師は昭和14年生まれ、中学教諭退職後、観音寺住職。1970年に当時3歳の長男を水難事故で亡くした。当時、柵のない水路が当たり前の時代、こうした柵のない水路で水難事故が相次いだため、「柵作り」の市民運動を立ち上げ、一宮市では全国に先駆け柵作りに取り組むこととなった。この運動は全国に波及し、それまで親の責任とされていた水難事故も、行政側の管理責任が問われるようになった。危険箇所調査や安全パトロールを催し「子どもの安全と健康を守る会」として40年に渡り活動している。この運動により保守的な土地に市民意識を目覚めさせる結果にも繋がっていった。

子どもたちの生存権を守るため、行政等と連携し環境の整備に努めると共に、生きるものすべての生存権を奪う戦争のない世界にするための「憲法九条を守る運動」や子どもたちに戦争の悲惨さを伝える公演など各種市民団体とも連携して「いのち」と「平和」の大切さをテーマに精力的に活動している。平成16年には第52回中日社会功労賞を受賞。




服部台下より表彰される中野師

第4回浄土宗平和賞、社会慈業委員会(ひとさじの会)が受賞

平成24年5月17日 東京

浄土宗平和協会総会は、5月17日に宗務庁・東京の第一会議室で開催され、その席上「第4回浄土宗平和賞」の贈呈式が行われ、東京・浅草を中心に路上生活者への葬送支援、生活支援などの活動をしている社会慈業委員会(ひとさじの会・渡部教道代表)が受賞しました。

今回の平和賞選考は、全国から応募、推薦のあった団体ならびに、昨年度選考委員会で一定以上の評価があった団体合計9団体から、3月26日の浄平協正副理事長会議で予備選考を行い、3団体を候補と決定し、4月11日の浄平協理事会で、社会慈業委員会(ひとさじの会)に決定しました。

総会の席上、小泉副理事長が、選抜の経緯を説明、浄平協副総裁(大本山光明寺法主)宮林昭彦台下より、賞状、副賞の額装の彫金レリーフ、副賞50万円の目録を渡部代表に手渡されました。

社会慈業委員会(ひとさじの会)は、7年ほどまえから路上生活者炊きだし、葬送支援などを行っていました。2009年にそれら活動メンバーを中心に正式に設立され、浅草を中心に活動を行っています。まず路上生活者の葬送・生活支援。また毎月第1、第3月曜日には、浅草駅周辺でおにぎりなどの配食、併せて衣料品の配布や生活相談も行っています。また、各地の浄土宗青年会などに呼びかけ「米一升運動」などをともに推進するほか、備蓄米の常備を各寺院に呼びかけ、その賞味期限が切れる一年前に回収して、フードバンクなどに提供。また今回の東北大震災でも、ボランティア活動を行っています。

代表の渡部上人は受賞スピーチで「寺の役割とはと真剣に考え、寺を社会に開放し、こんな活動を行っている。今は、僧侶だけでなく、若い檀信徒の方や外国人も参加して活動をしてくれるようになった。これをはげみにしたい」とあいさつされました。 




宮林副総裁と受章したひとさじの会の渡部師

第3回浄土宗平和賞、海外の教育支援事業を推進する「テラ・ネット」が受賞

平成23年6月6日 京都

新装なった和順会館の和順ホールにて、浄土宗平和協会の平成23年度総会にひき続き、第3回浄土宗平和賞の授賞式が行われた。今回は福岡教区嘉穂組真福寺の副住職・堀眞哲師が代表を務める「テラ・ネット(Terra Net)」が受賞、浄土宗平和協会総裁・浄土門主伊藤唯眞猊下より、賞状・額装彫金レリーフ並びに活動資金として副賞が手渡された。

テラ・ネットは、平成7年の阪神・淡路大震災でボランティア活動を行った佐賀県を中心とする僧侶が中心となって発足したもの。テラ・ネットの「テラ」は、ラテン語で地球、大地の意味、お寺のネットワークでもあり、地球のネットワークも意味し、日本とアジアの橋渡し役として、バングラデシュでの中学校建設などの支援を行ってきた。

授賞式で伊藤唯眞猊下は、「テラ・ネットが初期の目的に向かってますます発展していくことを期待している」と述べられると共に、支え合いの共生社会の実現の重要性を語られた。




浄土門主伊藤唯眞猊下から浄土宗平和賞を授与される堀眞哲師

第2回浄土宗平和賞、東京教区山田智之師・森下慎一師が共同受賞

平成22年6月8日 東京

「浄土宗平和協会」平成22年度総会の席上、第2回浄土宗平和賞の授賞式が行われた。今回の受賞者は各地より推薦を受けた11のエントリーの中から、東京教区城南組魚籃寺の山田智之上人が主宰する「おさかなの家」と浅草組了源寺の森下慎一上人が主宰する「ぞうさんのおうち」が共同受賞、浄土宗平和協会副総裁・大本山光明寺宮林昭彦台下よりそれぞれ賞状・額装彫金レリーフ並びに活動資金として副賞が手渡された。
平和賞は、浄土宗平和協会が行う、平和活動、環境保護活動、福祉活動など公益活動を行う寺院・教師を顕彰するもの。副賞は30万円。
両者共にNPO法人「ファミリーハウス」と連携し、難病を抱える子ども、そしてその家族に宿泊施設を提供し、東京の大学病院などでの高度先進医療の治療を余儀なくされている患者やその家族を支援する活動をされている。




宮林台下(中央)と受賞した山田師(左)と森下師(右)

第1回浄土宗平和賞、受賞者はビハーラ僧・大河内大博師

平成21年6月9日 京都

「社会参加する仏教」を志向し公益活動を行う浄土宗寺院、教師を顕彰し、支援する第1回浄土宗平和賞(浄土宗平和協会主催)が、大阪教区願生寺副住職の大河内大博上人に決定し、宗務庁講堂(京都)で行われた浄土宗平和協会総会(平和の集い)で、浄土宗平和協会総裁・浄土門主坪井俊映猊下から大河内上人へ賞状と副賞が手渡された。
平和賞は、浄土宗平和協会が行う、平和活動、環境保護活動、福祉活動など公益活動を行う寺院・教師を顕彰するもの。副賞は30万円。
大河内さんは、コミュニティ・ビハーラを目指し、超宗派の僧侶が参加したNPO法人ビハーラ21の理事・事務局役として活躍、これまでに数百人のビハーラ僧の育成、緩和ケア病棟に派遣事業などを行っている。




浄土門主坪井俊映猊下から浄土宗平和賞を授与される大河内大博師